2008年6月3日~7日、HD-PLCアライアンスは台湾・台北市の台北世界貿易センターで開催されたIT関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI」に出展した。今年はグリーンIT、WiMAX、ミニノートパソコン が目玉だった。特にグリーンITを実現するための技術には注目が集まった。今回の展示で、「HD-PLC」(高速電力線通信)を採用する機器やメーカーはIT分野だけにとどまらず、家電分野にも広がり始めており、生活環境を変える可能性を秘めていることを来場者に強く実感させた。
1725社が参加した今年のCOMPUTEX
● 国内外からの来場者でにぎわうCOMPUTEX TAIPEI
COMPUTEX TAIPEIは毎年6月上旬に台北で行われるIT関連の展示会で、来場者数や展示規模はアジア最大、世界でも第二位と言われる規模で、世界的にも注目度の高い展示会である。というのも、台湾がパソコンなどIT機器の国際的な供給基地となっているからで、世界中のバイヤーがこの期間、台北に集結する。今年は25カ国から1725社が出展し、台湾のIT業界関係者約10万人のほか、海外からのバイヤー約3万5000人が訪れた。
● PLCアダプターの使いやすさやドアホンとテレビの連携などを紹介した「HD-PLC」ブース
HD-PLCアライアンスも、この出展1725社の一つとしてブースを設けた。台湾をはじめとした各国のIT業界関係者に、「HD-PLC」が実現する電力線を利用したユビキタス環境によりユーザーの生活がどう変わるのか、そのビジョンを具体的に示すとともに、アライアンスへの参画を呼びかけるのが目的だ。
多彩なデモと機器の展示に注目集まる
展示では、電力線をデータ通信に利用できるPLCアダプターを使い、ネットワークカメラの画像をテレビに映したり、ドアホンが写し出す画像をテレビにポップアップ表示させて、テレビを見ながら来客に応対できるデモのほか、各種の「HD-PLC」対応機器を紹介した。展示した主な対応機器はPLCアダプター、テレビにつなぐセットトップ・ボックスやメディアプレーヤーなどのマルチメディア機器、PLC内蔵の小型パソコンやPOSレジ、PLCを使って複数の機器をネットに接続できる装置、無線LANの親機と一体になったPLCアダプターなど多岐にわたる。
既存製品にPLCを対応させた機器も数多く展示された。例えばアイ・オー・データ機器はLANに接続して使うタイプのハードディスク装置にPLCを内蔵した製品のプロトタイプを展示した。「PLCモジュールが小型化したおかげで、すべてを内蔵してケーブル1本のすっきりしたデザインが実現できた」と同社の担当者は話す。
● 国際的にも「HD-PLC」への関心が高いことがうかがえた
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