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台湾Topco Technologiesが開発したHD-PLCを内蔵した街灯

「HD-PLC」の特徴の一つは、これまでネットワークとは無縁と思われていたものでも、電力線がつながっていればネットワーク機能を持たせることができる点にある。それを実際の機器で証明したのが、台湾のTopco Technologiesが開発した「街灯」 だ。一見ネットワークとは関係のなさそうな街灯に、「HD-PLC」でどのような付加価値を実現したのか。同社のトップに話を聞いた。

台湾・台北に本社を置くTopco Technologiesは半導体やデジタルカメラ、太陽電池などを製造販売するメーカーで、日本の化学メーカー信越化学工業の代理店としても知られる。そのTopcoが半導体のノウハウをもとに、現在事業を拡大しようとしているのが、LED(発光ダイオード)を使った照明機器だ。

台湾Topco TechnologiesのC.C.Wang会長(左)とSunny Tsai社長(右)

台湾Topco TechnologiesのC.C.Wang会長(左)とSunny Tsai社長(右)

台湾Topco TechnologiesのC.C.Wang会長(左)とHD-PLCアライアンスの小林会長(右)

Topco主催の「省エネルギーシステムセミナー」にて台湾Topco TechnologiesのC.C.Wang会長(左)とHD-PLCアライアンスの小林会長(右)

LEDを使った照明機器は蛍光灯と比べて消費電力が小さく、水銀のような有害物質を使わないことからも環境にやさしいとされており、日本でも応用が始まっている。Topcoの取り組みは路上に設置する街灯の光源にLEDを使おうというものだが、さらに付加価値をつけるために着目したのが「HD-PLC」だ。

当然の話だが、街灯は電力線につながっている。そこで、「HD-PLC」のアダプターを内蔵すれば、この電力線経由で街灯をネットワークにつなぐことができる。街灯をネットワークにつないで得られるメリットを尋ねたところ、同社のC.C.Wang会長(王純健薫事長)は3つの可能性を挙げてくれた。

一つは「省電力性」だ。もともとLEDは蛍光灯に比べて、同じ明るさをより少ない電力で実現できる特性があるうえに、明るさの調整もしやすい。「HD-PLC」でネットワークにつないでおけば、遠隔地の事務所からネットワークを介して明るさをきめ細かく調整できるようになるのだ。「通常は少し暗めにしておきながら、必要な時だけ明るさを最大にするといったことが可能になります」とWang会長は話す。この結果、一般の街灯が1時間当たり250ワット程度を消費するのに比べて、「HD-PLC」とLEDを使う街灯では同60〜90ワットに抑えられるという。この分が、地球環境にやさしいメリットということになるワケだ。

二つめのポイントは「セキュリティ」への応用だ。「HD-PLC」で街灯が高速のネットワークにつながる結果、街灯につり下げたビデオカメラの映像を遠隔地にリアルタイムで映し出すことができる。不審者がいないかどうかをチェックしたり、スピーカーを付けておけば音声で警告するといったことが可能になる。「人感センサーを組み合わせれば、不審者がいたら自動的に警察に通報することもできます」(Wang会長)。

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