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ピックアップ

7. 停電時でもネットワーク接続維持するUPS

ユタカ電機製作所はPLCアダプター内蔵のUPS(無停電電源装置)を出展した。内蔵のバッテリーで停電時に電源を「HD-PLC」モジュールにも提供するため、突然の電源トラブル時にもネットワーク接続を維持できる。この仕組みによって、停電時にも機密な場所の認証装置を稼働できるなどの応用展開が期待できる。

8. USB端子でネットワーク接続

USB端子につなぐことが可能なPLCアダプターの出展も相次いだ。ゲーム機などEthernetの端子がないデジタル家電でも、USB端子さえあればインターネットにつなぐことが可能になるため、機器の利用シーン拡大が期待できるという。

9. 配線相が異なっても安定的に接続

「HD-PLC」の普及を受けて、周辺のビジネスも立ち上がり始めた。アイ・オー・データ機器は「HD-PLC」の通信速度に影響する家庭内の配線相注)を容易にチェックできる測定器と、配線相が異なる場合に、相互に結ぶ信号ブリッジを出展。「HD-PLC」を使用する上で支障になりかねない問題の解決に取り組む。

注)配線相:家庭内の電圧線のつなぎ方の種類のこと。家庭の電力線は200Vの電源を取るために2本の電圧線を利用しており、100Vのコンセントはどちらか一方の電圧線を利用する。各アダプターがどちらの電圧線を使ったコンセントにつながっているかによって、通信速度に影響が出る場合がある

10. 同軸ケーブルでも「HD-PLC」が使える

サン電子は、テレビ用の同軸ケーブルを介してネットワーク接続を可能にする「TLC」(TV Line Communication)用のモデムを出展し、それを使った接続例をデモした。「HD-PLC」の技術を応用したものという。すでに同軸ケーブルが敷設されているホテルや公共施設などでも利用が期待できる。

11. 組み込み用途に適したモジュール登場

村田製作所は「HD-PLC」モジュールを出展した。パナソニック株式会社 半導体社からチップの提供を受けて製造したもの。従来のモジュールと違い、Ethernetではなくより自由度の高いMII(Media Independent Interface)というインタフェースを搭載しているため、組み込み用途などで柔軟に利用できるという。

12. パナソニック コミュニケーションズは「HD-PLC」モジュールの開発ロードマップを展示

右から2番目に配置されている「MMDPMS250シリーズ」は、大幅な小型化を実現したもので、ノイズ抑制フィルタなどのアナログ部分まで一体化し、容易に高速電力線通信ができるという。最も右下に展示されている最新の「MMDPMS235シリーズ」は「HD-PLC」開発キットを利用することで電力線経由のシリアル通信を実現し、家電製品制御を行うことが可能となる最新版のモジュール。今後、電力モニターなどのシステム応用により、省エネ効果も期待できるという。

13. 「HD-PLC」に実際に触れるコーナーを開設

「HD-PLC」によるネットワークを自由に試すことができるコーナーも設けられ、多くのユーザーが「HD-PLC」の高速性を実感しようと集まった。
今回のCEATECでは、他にも多くの応用事例があり「HD-PLC」の拡がりが感じられた。

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