2008年9月30日(火)~ 10月4日(土)、千葉市の幕張メッセでITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2008」が開催される。「HD-PLC」の普及を目指すHD-PLCアライアンスもこのCEATECに出展。「グリーンユビキタス」をキーワードに、ホームネットワークやAVデータ伝送、電力モニタリングによる環境貢献など、「HD-PLC」がもたらすネットワークの新しい利用シーンをアピールする。特に注目を集めそうなのが、電気自動車と家庭を「HD-PLC」で結んだネットワーク(技術参考出品)が生み出すメリットだ。
長らく"夢物語"だった電気自動車が、ようやく立ち上がりの兆しを見せている。最大の課題とされるバッテリーが小型軽量化したことに加えて、原油高に伴うガソリン価格の高騰でユーザーのニーズも高まっているためだ。電気自動車は走行中にCO2をまったく排出しないことに加えて、走行距離当たりのランニングコストもガソリンに比べて圧倒的に安い。現在走行している電気自動車は、AC電源から充電できるもので、家庭にあるコンセントから、一般の家電製品と同じ感覚で充電できる。
コンセントから充電できるということは、家と自動車が電源ケーブルで物理的につながるということを意味する。その電源ケーブルでつながった環境を生かせば、「HD-PLC」が自動車と家庭の両方に新しい付加価値をもたらすことができるわけだ。
車載カメラの映像をドアホンで見る
その一つが、自動車に搭載されたカメラと屋内のドアホンとのネットワーク連携だ。多くの自動車には現在、ドライバーの死角を補うために小型のカメラが搭載される傾向にある。このカメラの映像を、充電ケーブルがつながっている間は「HD-PLC」のデータ通信機能を利用して、屋内のドアホンに転送するというアイデアだ。
このカメラにはセンサーがついているので駐車場などで車内に人が侵入してきた場合には、アラームで警告すると同時に映像をドアホンに映し出す。監視カメラを自宅の壁面や駐車場にわざわざ設置しなくても、車載カメラを利用することで、車上荒らしや車へのいたずらを防げるのである。
充電中の電力線を利用してデータを送り、自動車に取り付けたカメラの映像を屋内のドアホンで見る
● 日本では、電波法令により高速PLCの使用は屋内に限定されています。CEATECでは、海外の事例や技術参考出品のものも展示しています。
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